忍者ブログ
切り絵&日本画作家 サエラの日常・制作・活動記録
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

[ シェアはこちら↓ ]




随分とご無沙汰してしまいました。
いや~もう、コロナ騒動で色々大変で物理的にも精神的にも創作活動が
完全ストップしておりました。
保育系の副業をしているもので、休校措置や職場のコロナ対策に振り回され
まくってそっちの仕事でヘトヘトでした。(現在進行形だけど)
いろんな奴らにいろんな文句言ってやりたいことが山積みですが、最近は
言いたいことも言えないポイズンで偽善万歳な世の中なので黙っときます(苦笑)

あとワークショップ企画も今年はコロナで完全に立ち消えとなってしまって
おります;

さてさて、そんな中ですけど一応お盆休みに入って少し落ち着いたのと、
高校同期グループ展を一応例年通り10月に高山額縁店さんで開催する前提で
動くことになりましたので、私の中からサエラはんがやっとこさ土の中から
這い出してきた感じの夏です。まるでセミのようだ(笑)


まずはこの時期おなじみ(?)の終戦記念コーナーですね。
昨年の抜刀体勢の陸軍さんに引き続き、海軍さんにも刀を持たせてみました。
今回は捧げ刀という敬礼の一種で、別に敵意は出していません。
(ぶった斬ってやりたい●●や○○や■■■はありますけどw)
剣はサーベル式の拵ですが、刀身は日本刀です。
「刀は日本刀にかぎる」と、実際にこのタイプの刀を持つ軍人さんは
多かったようです。今回も刀緒の色は色合い重視で階級無視です。

標語の「廻天」(回天)とは、かの人間魚雷の名前でちょっとおぞましいイメージ
でもあるのですが、言葉自体は「世情をすっかり変えること」
「劣勢にあったものが勢いを取り戻すこと」という意味を持ち、太平洋戦争
末期の旧日本海軍においても「天を回らし戦局を逆転させる」という意味で
命名されたものです。
で、まあコロナですっかり変わってしまった世の現状や、ここから巻き返して
やるからなという気持ちにもリンクする言葉だなと思って採用いたしました。

今年は戦後75年のキリの良い年でもありますし、戦時下を生きておられた
すべての方へより一層の敬意と追悼を込めて捧げ刀を。


というわけで、例年に輪をかけてスタートが出遅れたサエラですが、
ここからは活動を再開してまいります。よ。

10月のグループ展は直前のコロナ状況を見つつ…といったところでは
ありますが、前向きに準備中ですのでまたお知らせできるタイミングで
ご案内させていただきます。

それではまた~!



拍手[0回]

PR
[ シェアはこちら↓ ]


 

今年もこのコーナーの季節がやってきました。
令和という新しい元号になってからは初めてなので、改めて私がこの
企画(?)をしている理由を説明しようと思います。まず大前提となるのが、

8月15日は終戦の日であり、74年前に起こった第二次世界大戦において
命を落とした戦没者を追悼し、平和を祈念する日であります。

それが、時と共に薄れてゆくのを止める効果までは無いと思いますが、
せめて自分だけは忘れないぞ。という意思表示と、大戦時代を生きて
おられた方あっての今の自分の命なので、そのすべての方への敬意と、
そして戦争で亡くなった方への追悼を込めて、こういうイラストを
描いて公開しています。
私は日本人なので、便宜上最もわかりやすいシンボルとして
(+デザインとして軍服が好きなので)日本軍の兵士を描いています。


…というのが基本ベースにありますが、まぁ年に一度、軍服萌えの
絵描きがヒャッハーとなる、というコーナーです。ごめんなさい(爆)

今回は軍刀を持つ構図を描きたかったのですが、そのおかげで結構
時間がかかってしまいました; グループ展の制作が……

ちなみにこの軍刀も資料をよくよく見るとめっちゃ細かい細工が
施されていて、いろんなところに桜のデザインが入ってます。
イラストで表現するには限界があるのでデフォルメで省略せざるを
得ない部分が諸々あって残念です。
あと、腕に巻いている紐は装飾兼刀の落下を防いだりする刀緒という
ものですが、これも階級ごとに色が定められているのですが、イラスト
ではデザイン上の都合で本来の色とは違うものを採用しています。
(時代劇とかでも"オシャレさんは緋色の刀緒"というのに憧れて…;)

今回の標語は「真義」の旧字体です。
直訳的には真実の意義とか、そんな感じですね。
まあ人間、自分が信じている(信じたい)ものが真実だとか、
正義だとか思うものですよね。。。っていう。

ちょっとここ最近、いろんな見解の違いによっていろんな界隈が
ゴタついてる感がありますので。


というわけで、年1のノルマ(その1)も達成したので、これからは
本格的にグループ展の制作に集中していきます。
またDM等できたらお知らせしますが、会期は10月14日~27日の
予定です。よろしくお願いします!



拍手[0回]

[ シェアはこちら↓ ]


 

平成最後の終戦記念日。
あの時代を生きておられた全ての方々に敬意と追悼を表して。



昨年は制作がどうしても忙しくできなかったのですが、
まだこの企画も継続しておりますよ~!
というか、ついに平成も終わってしまうわけで。
いよいよ太平洋戦争のことが風化してゆく危惧感。

とにかく、あの時代に闘った方、必死に生き抜いた方あってこその
今があるのだという想いを込めて。

というわけで、ここから追記ですが。
別に戦争だけのことではないのですが、わかりやすい象徴として
こういう企画をやっておりますけど、詰まるところ先人の営みの
上に今の自分があることに思いを馳せよう。ということで。

絵については、今年はなんだか新キャラが出てきました。
一回くらい水兵さんも描いてみたいな~と思って描いていたら
これはどうも丸刈りの方が似合うな(それ以前に本来海軍兵は
将校以下は坊主一択)ということで、まさかの丸刈り君が爆・誕!
ただやっぱり私の画風では無理がある感が否めないような…
あと、戦後はもっぱら女子の学生服のイメージで定着している
セーラー服を男性に着せるってのが新鮮でした。(本末転倒)
今後、彼に再登場の機会があるかは不明です;

標語の「航蹟」は、飛行機雲を表す英語を直訳した「航跡」を
旧字体にしたもので、背景にもうっすら飛行機雲が入ってます。
読んで字のごとく「航行した軌跡」という意味ですが、飛行機
だけでなく船舶も航行なので、どっちにも使えるかな~と。
海と空、それぞれを進んで戦った兵隊さんたちの軌跡という
意訳であります。



あと、ここで書くのもなんなんですが、ワークショップの募集は
ありがたいことに一応定員5名様はご予約済みとなりましたが、
まだ2名様ほどは受付可能ですのでご興味ございましたらどうぞ!


アトリエ月光舎・切り絵ワークショップ

2018年8月26日(日) 14:00 start (所要時間2~3時間)
会場:ケイズミュージックスクール
名古屋市瑞穂区弥富通5-20-3
・地下鉄「瑞穂運動場東」より徒歩15分。
・地下鉄「新瑞橋」隣接バスターミナルより
市バス「島田住宅」又は「平針住宅」行きに乗り、
「中根」で下車。停留所より徒歩2分。

定員:5名様 (中学生以上)
費用:1,200円 (道具貸出し、材料費込・フレーム付き)

お申込み:月光舎のGmail (gekkousha+gmailドメイン)又は
HPのメールフォームより受付中
※Gmailの方はお名前、メールフォームの方はお名前と
メールアドレス(無い場合はお電話番号)をご記入ください。
お申込み多数の際は先着順とさせていただく場合がございます。


という感じで、お盆休みも終わりつつ、8月後半からは
ワークショップと、10月のグループ展に向けていよいよ
作家モードで動いていく感じになります。

とりあえずこの夏を無事に乗り切れるように頑張ります!













拍手[0回]

[ シェアはこちら↓ ]


 

今年の終戦記念日も敬意と追悼を表して。

どうも、お盆休みのスケジュール調整を間違えて大して休めていない
サエラです。

そんな中今年も軍人さんシリーズはクリアいたしましたが。
いつもはね、純粋な追悼の気持ちだけでやっているこの企画(?)なんですけど
今年はちょっと某北の国が何やら飛ばしてきたり、某(いろんな意味で)大きな国が
某諸島に大挙してきたりと、ちょっと何してくれとんじゃい!という気持ちも
込めざるを得ない世界情勢だったりはしますかね~;
ま、あんまりそういう政治的な主義主張とアートを結びつけたくはないので
これ以上はコメントいたしませんが。

ただ、昨年の戦後70年でこのシリーズも出し切った感があります…
初めの頃は毎年いろんなタイプの軍人さん描いていこうとか思ってましたが
毎年キャラデザインし直すのも大変で…結局同じ人を使い回してるので
そろそろパターンが尽きて…ゴホゴホッ…
あとはせいぜい特攻隊の方々ですが、詰襟軍服萌えのワタクシとしてはあんまり
テンション上がらんしorz
いや、でも、一番のメインテーマはこの8月15日が何の日か若い世代にどんどん
忘れられてゆくのを憂えた企画なので、続けられる限り続けるつもりです。


そんな感じで相も変わらずぐだぐだな私ですが、10月には今年もまた高校同期生
でのグループ展に参加しますので、これからは絶賛制作モードに入ります。
最近制作もプライベートも迷走気味だったので、気合い入れ直して頑張る!

グループ展の情報は公開され次第こちらでもお知らせしますので、よろしく
お願いいたします(^-^)







拍手[1回]

[ シェアはこちら↓ ]


 

お久しぶりにてこのネタです。
今年の夏はかなり多忙なのですが、昨年もイラスト描けずに散々後悔した
ので意地でも描きました。
今年もあの時代を生きた全ての方に敬意を込めて…。

今年はなんだか防衛関連のニュースが騒がしいですけども;

さて、イラストに関してですが。
今年は戦後70年の節目の年なので、ちょっと豪華(?)に女性も絡めたいな~
と思って描いたら思いっきり某フラグが立ちました…
ちなみに軍人さんは数年前に登場したあの海軍兵です。こういう背景が
あった後のあの結果と思って見てみるとまた違った印象になるかもしれません。
最期より過去(2015ver.)の方が階級上になってるけど。
まあ、どのみち全てがリアルに則しているわけではないイメージ画像なので
あまり細かいことには触れないでいただけると…(汗)

ちなみに後ろにうっすら見えている影は戦艦大和です。
こちらは時間の都合で自作できなかったので素材をお借りしました。
(C)南溟の桜 http://www.sakura12.jp
大和の素材探すとき艦これの画像ばっか出てきてちょっとイラっとしました。





拍手[0回]

[ シェアはこちら↓ ]


 

 PC壁紙サイズ1473×1024 PC壁紙サイズ(標語なし)


本日は第68回終戦記念日です。
今年も、戦争時代を生きておられた方々に敬意と追悼を表します。
毎年言いますが、この記事とイラストを書く意図は上記の目的で
それ以上でも、以下でもありません。
(少々軍服マニアという以外は)

さて、イラストのお話。
軍人イラストを描き始めてから陸・海ときたので今年は空…
と言いたいところですが、旧日本軍には空軍はありません。
陸軍・海軍のそれぞれに航空隊があるという形なのですね。

最も有名な飛行兵といえば神風特攻隊ですが、なんかさすがに
へヴィなのでそれは描く気になりませんでした。

あと、飛行服はパーツが複雑で描くのがちょっと大変な上に
個人的にあんまり萌えないという勝手な裏事情などもあって
結局、陸軍航空隊兵の礼装という妥協点で収めました(笑)
今年は士官学校卒のエリート兵士(将校になる一歩手前)です。

航空兵なので全体に空、翼、飛翔をイメージしています。
背中の天使の羽っぽいのは実は鷹の羽からデザインしたもの。
飛んでる鳥はベタに白鳩ですが、それらを組み合わせたことに
よる意味合いなんかはご想像におまかせします。

標語の「翼賛」は本来「力を添えて助けること。補佐すること。」
という意味ですが、大政翼賛会など戦時中に使われたニュアンス
ではファシズム推進的な感じですね。
絵の「翼」のイメージに語呂を合わせたかっただけなので、
ここで使った深い意味はありません。

今回は横長構図なのでPC壁紙サイズもUPしてみました。
「翼賛」の文字がなんか邪魔くさくて嫌だわぁ~という方には
標語なしバージョンもご用意しましたので、気が向いた方は
ダウンロードしてやって下さい(笑)




拍手[1回]

[ シェアはこちら↓ ]


 殉蒼

本日は67回目の終戦記念日であります。

毎回申し上げますが、戦争時代を生きておられた皆様に敬意と追悼を表するという
以外の意図は特にありません。
今年はちょっと某離れ島の方が騒がしい気はしますけど。

さて、それではイラストについて少し解説を。

昨年のイラストが陸軍兵でしたので、今年は海軍にしてみました。
ていうか、白詰襟が描きたかっただけです(爆)
本来はこれに白手袋着用が正式です。(構図の関係で手袋は外しました)
あと、丸刈りね。(海軍の上級士官は七三やオールバック可だったようですが
↑の人は下士官だしどっちみちアウト)

シチュエーションはただのイメージで、出撃時は戦闘服(いわゆるカーキ色のアレ)
着用なので、こんな詰襟は着てません。
自分的には戦艦大和の撃沈のイメージが強いんですけど、「萬歳」の文字を
入れたらバンザイ岬のようにも思えてきた・・・(でもあれは陸軍か)

背景のモヤモヤした効果は実は空の雲の写真を重ねたものです。

海の青と、空の青。

結果論は別として、あの時代は美学を持って生きていた人が沢山いたと思います。



合掌。




拍手[5回]

[ シェアはこちら↓ ]


 

終戦記念日のために描いたのに危うく8月15日が終わってしまうところでした;
そんなわけで実質的には16日更新ですが、終戦記念日イラストです。


毎回このネタを扱うたびに私は深い意味は無いと言っていますが、
ホント別に右も左もないですからね。
ただ、やっぱり日本人の記憶としてせめて太平洋戦争が終わった日だということぐらいは
覚えていたいし、伝えたいと思うのです。

個人的には実際どうだったかもわからないぐらい昔の戦で活躍した武将のことを
アレコレ追っかけている前に、現代社会の形成に密接に繋がっている
この戦争のことを知る方がよっぽど大事だと思うので。
別に武将は武将でいいですけど。

と言っても私も全然詳しくないし、このイラストだってその筋のマニアの方が見たら
ココはこうじゃない!とか、なんだこの敬礼は!
とか突っ込まれるんじゃないかと思いますが;

でも一応調べたところ、終戦頃の帝国陸軍二等兵の礼装のつもりです。
帽子は今で言う学生帽のような鉢が台形になってる方が礼装っぽいんですが、
どうもこの頃は節約型のこっちの略帽が主流だったようです。
私としてもこっちの方が太平洋戦争時代っぽいので略帽にしました。

まあ、髪型が当時を再現できてないからアウトなんだけどね(爆)
(当然ですが、当時は坊主頭です)

いや、お耽美イラスト描きとしては坊主はちょっと・・・ねえ?(笑)
ってゆーか一応下書きの時やってみたけどキモかった(-_-;)
もっと色々描けるように修行せねば。

ああ、私の坊主描けない話はどうでもいいです;
肝心のこのイラストに込めた想いなんですけど、まあストレートに
戦没者への供養といいますか。こんな絵で供養になるかは謎ですけども。

う~ん、でもやっぱりどっちかっていうと兵隊寄りですかね。
志願兵にしろ徴兵にしろ、人を殺める使命を持った上で自分も亡くなっていった
方の思いというのは平和ボケしきった私たちでは想像するのもおこがましいくらい
ものすごく複雑でしょう。
元日本兵で今現在も生きておられる方ならなおさらだと思います。

そういう方々に対してかける言葉みたいなものは私は出て来ないです。
平和を願うことはもちろんだけど、言葉にしたとたん薄っぺらくなる。
だから、ただ無言で敬意を表します。
って言うとまた誤解されそうですが、行いの是非とかは置いといて、
あの時代を生きた全ての人々に敬意を表したいのです。

その後、戦争の悲惨さから目を反らす為の間違った平和感情を
植えつけられた感が否めない私たち現代人はそれをどう取り戻していくのでしょうか。






拍手[1回]

[ シェアはこちら↓ ]

プロフィール
[Name]
SAERA / サエラ
[自己紹介]
名古屋在住の絵描き。
切り絵と日本画を中心に
夜な夜な制作中。

[Web site]

お知らせ

旭美51期生グループ展
「一を聞いて九を知る」
2022年10月17日~30 日
@納屋橋Komore
この展示は終了しました。
ありがとうございました。
twitter
FaceBook
pixiv
月別記事
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[12/26 カイジュウ]
[11/07 ゲスト]
[10/22 yama]
[08/20 中橋 香那子]
[01/31 カオリ]
ブログ内検索



Copyright © -SAERA- All Rights Reserved






忍者ブログ [PR]